巡回相談支援事業について

 当協会は、平成27年度日本郵便年賀寄附金助成事業として「高齢聴覚障害者など地域で孤立している聴覚障害者のための巡回相談支援事業」を行います。

詳しい日程や詳細については、こちらをご覧ください。
お問合せは、協会事務所 まで。

1.概要

高齢による身体機能の低下や病気により遠方への移動が困難な聴覚障害者や、重複障害など何らかの理由により社会から孤立している聴覚障害者のために、聴覚障害者相談員が地域に赴き、相談を行い、社会生活の確立の支援を行います。

2.目的

聴覚障害者、特にろう者はその障害の特性及び手話を言語としていることから、市町村福祉課や一般の相談支援機関では十分な相談支援の対応を受けることが困難です。
聴覚障害者のための相談支援機関として、神奈川県内には横浜市、川崎市以外では藤沢市に神奈川県聴覚障害者福祉センター(以下、「センター」という。)がありますが、遠方に居住している聴覚障害者にとってはなかなか利用できません。FAXやメールによる相談の方法もありますが、聴覚障害者は文章が苦手な人が多く、書面だけでは適切な相談対応ができず、どうしても手話による相談が必要になります。
さらに、最近の高齢化により、高齢聴覚障害者が増え、高齢による身体機能の低下や病気などにより、外出が困難になって相談したくても相談できない人が増えています。
また、重複障害など何らかの理由により、家に引きこもっているなど、社会から孤立している聴覚障害者の数も少なくはありません。
そこで、聴覚障害に関する専門知識を有する相談者が地域を巡回し、高齢や病気などにより外出が困難な高齢聴覚障害者や地域の聴覚障害者が自宅または身近な地域において、聴覚障害に関する専門知識を有する相談者に手話で相談ができ、適切な支援を受けられるようにすることを目的とします。

3.事業内容

本年度は、県西部・北部の市町村を17か所巡回する予定です。規模の大きい市は、市内を複数の地域に分けて巡回を行うことも考えます。巡回する地域では、公民館などの公共施設の会議室を借用し、巡回聴覚障害者生活相談を実施します。
相談内容は生活全般に関する事項とし、実施に当たっては、事前に地域の聴覚障害者協会、手話サークル、行政などを通してチラシを配布し、周知を行います。
相談員は、一般財団法人全日本ろうあ連盟が実施している、ろうあ者相談員研修を受けた者又はこれに準ずる者で、聴覚障害者についての専門知識を有する者を派遣します。
相談を受けたケースは、内容によっては、センターなど専門機関に繋げ、解決を図っていきます。